TOP > 市民セミナー in かわさき

市民セミナー in かわさき

「歯並びと健康-子ども達の未来のために-」をテーマに2007年7月29日(日)に日本臨床矯正歯科医会神奈川支部主催の「市民セミナー in かわさき」が、高津市民館ホールにて開催されました。

この市民セミナーは、矯正歯科治療の正しい知識の啓発・普及活動の一環として毎年全国各地で開催されており、神奈川県でも今年で4回目になります。夏休み期間中ということもあり今年もかなりの参加者が予想されたため、例年と同様午前と午後の2部制となりました。午前の部の参加組数は168組、相談件数156件、参加人数は382名。午後の部の参加組数は145組、相談件数141件、参加人数は367名と当日が参議院選挙投票日であり、天候も午後から一時強い雨が降り出してしまったにも関わらず盛況となりました。

開催内容としては、神奈川県歯科医師会会長である高橋紀樹先生により「心と体の健康は、まず歯の健康から」と題し、正しい咬み合わせで、よく物が噛めるということが質の高い人生を送るためにいかに大切かということについてご講演いただきました。

次に本会会員の大野粛英氏先生より「どうやったらわかるの?私に合った正しい矯正歯科治療-相談から治療方法が決まるまで-」と題し、初診から矯正治療が始まるまでの流れを中心にご講演いただきました。

さらに、矯正歯科治療体験トークでは、矯正歯科治療を受けた患者さんならではの貴重な体験談を伺うことができ、会場の参加者の方々も熱心に聞き入っている光景が見受けられました。 来場者を交えての質疑応答も内容的にかなり意識の高いものであり、それに対して大野先生により矯正歯科専門開業医の立場から詳しく解説していただきました。

一方、「矯正歯科相談コーナー」では午前の部・午後の部とも開場と同時に多くの親子連れであふれ、会員に対し歯並びに関するさまざまな悩みや治療の疑問点など、時折メモをとりながら質問をされていました。

また、「矯正治療展示コーナー」においても午前・午後通じて大勢の方々が集まり、矯正歯科治療前後の模型を興味深そうに手に取ったり、治療の流れ・各種矯正装置が記載されている小冊子を読んだり、コーナー担当の会員に質問する参加者の方々でいっぱいでした。