2004年7月4日 (日)日本臨床矯正歯科医会神奈川支部主催の「市民セミナー in かながわ」が横浜みなとみらいランドマークタワー隣のはまぎんホール ヴィアマーレ(横浜銀行本店ビル1F)で開催され、盛況のうちに終了しました。当初応募で400名の参加を見込んでいましたが、予想をはるかに上回る応募数に、午前・午後の2部に変更になりました。参加者は、大人362名、子供322名、合計684名(世帯数257)。相談件数234件でありました。
セミナー第1部では、東京歯科大学矯正歯科学講座講師の茂木悦子先生により、『ご存知でしたか?8020はよい歯並びから』の講演を行いました。80歳で20本自分の歯を残そうという、はちまるにいまるの意味を子供を含めた参加者に、遠い話ではなく乳歯列期から始まるその重要性をアピールするものでありました。
つづいて「歯並びと健康」ーーこどもたちの未来のためにーーと題して、歯並びや咬み合わせの不正は、なるべく早期に発見して治療をし、歯磨きのしやすさ、よく噛める機能、美しい口元の確保が全身の健康にもつながるという内容の講演を行いました。
セミナー第2部は、矯正歯科治療体験者と茂木先生、本会会員の稲毛先生とのトークタイムを開催しました。小学生時代に矯正歯科治療を受けて、現在成人の鈴木さん。親子で治療を受けてほぼ終わった中澤さん。いま親子で治療中の小山さんと、乳歯と永久歯の混合歯列期から成人矯正歯科治療、治療費の具体的な料金のはなし、矯正歯科医院の選び方など、いろいろなケースの体験者の生の話は参加者にとって、貴重な内容だったと思います。
つづいて、「聞いてみよう!『歯並びの悩み、矯正歯科治療のこと』」では、会場の参加者からの質問に茂木先生と稲毛先生が具体的に答えるものでした。
ロビーでは、当矯正歯科医会神奈川支部会員の会員が、事前予約された家族連れの多くの方々の矯正相談に個別にお応えしました。絶えることのない相談者の多さと、矯正歯科に対する感心の強さに、私たち会員もおどろいていました。